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新因幡ライン街道フットパス:コース案内

 日本の原風景が多く残されている日本風景街道『新因幡ライン』沿線には、地域の方々の長年にわたる自然への働きかけや、風土に根差した伝統的な生活スタイル、土地への愛着などから生み出された道(小径)が数え切れないほどたくさんあります。 R29新因幡ライン協議会事務局が主体となって、地域の「昔からあるありのままの風景」を楽しむ『フットパス』の手法を用いて、『新因幡街道フットパス』を推進しています。
 フットパスを進めることにより、地域性豊かに育まれた文化・歴史・産業・景観などの資源を地域の魅力として見直し、改めて自分たちが暮らす地域に誇りを持つことや、地域が抱える課題に気づき、沿線住民が協力して解決しようとする動きにつなげていきます。地域の魅力の継承や発信を活発に行いながら、交流関係人口の増加をめざしています。
 新因幡ライン沿線には、以下のフットパスコースを設けています。
フットパスイベントには、沿線エリアだけではなく、関東や九州など全国からも好奇心の旺盛な人たちが参集しています。


DSCF0609【コース1】山崎まちなみ探訪 城下町播州山崎 

 山崎に城下町が本格的に形成されたのは江戸時代初期の頃で、当時の町割りが今も残っており、古地図を片手に散策できます。
 商店街のあちこちに残る明治から昭和初期のころの建造物はバラエティーに富んでいます。城下町北西の高台からの眺望が素晴らしく、歴史を満喫出来るコースです。




IMG_2481【コース2】隆盛のまぼろし 高瀬舟発着場跡

 揖保川の水運を利用して、宍粟の木材や鉄などを運んだ高瀬舟発着場跡のある揖保川の両岸を歩きます。
 古城のあった愛宕山からは城下町のある山崎盆地を一望することが出来ます。大きな岩がゴロゴロしている名勝十二波など、揖保川の清流を存分に楽しめます。




DSCF1522【コース3】山紫水明「よい」の里 与位の洞門

 延喜式の神社である与位神社や岩盤をくり抜いた与位の洞門があり、古き良き農村風景が残っています。
 村の中に点在する寺社や美しい田園風景を楽しみながら起伏のあるコースを散策した後は、源泉かけ流しの温泉に浸かってのんびりしましょう。




DSCF6701【コース4】伊和大神の里 播磨一宮伊和神社

 奈良時代に編纂され、常陸や出雲など、現存する風土記のうちの一つである播磨国風土記。物語の主人公である伊和大神が祀られているのが伊和神社です。
 周辺エリアは、流れ橋や古墳、梵鐘など、歴史遺産が数多く残り、歴史好きには興味の尽きないコースです。




IMG_2247【コース5】トンビの背中が見える丘 ブルーベリーの里 

 かつては、村の高いところでたたら製鉄が行われていました。公民館から坂道を登ったり下りたり、高低差があり起伏に富んでいて、至るところで、絶景が見られます。




DSCF2518【コース6】穏やかな清流と里山風景 展望の古民家

 清流の引原川沿いを歩きながら、波賀八幡神社の御旅所へと向かい、田園風景のなか、鎮守の森から集落の高台にある小学校を目指します。
 川沿いから山上の2つの展望公園へと登り集落の高台にある古民家へ。いろんな場所からの眺望が楽しめるコースです。




IMG_7131【コース7】高台からの眺望を楽しむ 西八幡神社

 ひょうご50名山の黒尾山の麓の裾野に広がる集落を歩きます。揖保川の支流、引原川沿いの高台にある集落内には至る所に神社や祠があり、信仰の深い里であることが伺えます。
 喧騒から離れた静かな里山は、高台からの眺めがとてもいいので、気持ちよく散策出来ます。




IMG_7078【コース8】うるかの里 川崎稲荷神社

 かつては、川崎稲荷神社への参拝客で賑わい、今は静かにたたずむ播磨国風土記にも登場する由緒にある集落は、何度も水害に見舞われ、それぞれの年代の堤防が築かれています。手入れの行き届いた田園や美しい景観はまるで時間が止まっているような感覚になります。




画像【コース9】古墳の丘と名水 伊和中山古墳

 4世紀末頃に築かれ、揖保川流域の有力者のお墓であったといわれる前方後円墳のある丘の周辺を散策します。
 希少品種の柿の木、八十八カ所霊場巡りなど、適度にアップダウンがあるコースは、歩きごたえがあります。山間にある行者堂の名水や俳句の小径は雰囲気がグッドです。




IMG_4223【コース10】清流千種川と鉄の道 一里塚と塩地峠

 たたら製鉄がさかんであったエリアの南端にあり、鉄の運搬ルートである峠道や休憩所であった一里堂があります。
 日本の名水百選の千種川沿いを南北に、田園風景のなかを歩きます。農村歌舞伎舞台や点在する祠なども見所のひとつです。




DSCN0410【コース11】かくれ里「愛のかけはし」 岩上神社

 集落の入口に当たる岩上神社には、夫婦銀杏の大木があり、秋には黄色い絨毯が境内を埋め尽くす、知る人ぞ知る紅葉の名所。地名のとおり、急な斜面に農地が開かれており、石垣を積んだ棚田風景をみることができます。

 




DSCF2057【コース12】葉わさびの里・名水と伝説 斉木集落

 国道29号と国道429号の交差する波賀町斉木地区。播磨国風土記に波加村(現在の波賀町)の特産物のひとつであったと記されているワサビ(葉わさび)を生産しています。名水で育まれた特産品を味わったり、名馬伝説の地をめぐります。




DSCF8468【コース13】名馬伝説の里 宝殿神社・飛石

 波賀地区の地名の由来ともなった波賀城にまつわる名馬伝説のゆかりの地を巡るコースです。1日千里を駆けるという波賀城主の名馬が居たとされ、歴史の好きな人には楽しめるスポットが点在している。




DSCF9460【コース14】わかてつ徳丸フルーツの里 日本の原風景

 日本の原風景といわれる若桜鉄道沿線のなかでも、とりわけ風景の美しいエリアです。
 40~70万年前に扇ノ山が噴火した際に流れた溶岩で出来た川滝「徳丸どんど」は、田園風景と一枚の絵となっています。